このたび、当事務所のウェブサイトを全面リニューアルしました。そして、リニューアルの告知と同時に、ひとつの宣言をさせてください。
当事務所は今日から、AIエージェントと一緒に社労士事務所を運営する実験を始めます。
このサイト自体が、その実験の第一号です。デザインも構成も、AIとの共同作業で作り直しました。これから公開していくコラムも、AIが起草し、社労士である私が監修・確認したうえで公開していきます。
なぜ社労士がAIの話をするのか
少し自己紹介をさせてください。私は社労士事務所を運営するかたわら、現役でクリニック(医療法人)の事務長を務めています。
クリニック側では、この1年をかけてAI(Claude)を「番頭」と呼んで業務の基盤に組み込んできました。勤怠管理の自動化、請求業務の効率化、毎晩の日次監視など、AIと組んで作った仕組みは約20のツール群になっています。
毎日AIに指示を出し、報告を受け、失敗もし、少しずつ任せる範囲を広げてきた。その経験から確信していることがあります。
AIの活用は、大企業やIT企業だけのものではない。むしろ人手の限られた中小の現場でこそ効く。
だからこの経験を、今度は自分の社労士事務所でも展開してみることにしました。
具体的に何をやるのか
実験の中身は、大きく3つです。
- サイトはAIと共同で全面リニューアル:このサイトは静的サイトとして作り直しました。制作の過程そのものがAIとの共同作業です。
- コラムはAIが起草、社労士が監修:下書きをAIが書き、内容の正確性や表現を私が確認してから公開します。最終的な責任は当然、人間である私にあります。
- 隔日ペースの更新を目指す:一人事務所では現実的でなかった更新頻度に、AIとの分業で挑戦します。
変わらないこと
一方で、AIを入れても変えないと決めていることがあります。
- 最終判断と責任は人間が持つ:公開する情報の正確性、お客様へのご提案の中身は、すべて社労士である私が確認し、責任を負います。AIは有能な下書き役であり、判断者ではありません。
- 確認の手を抜かない:クリニックでの1年間で学んだ最大の教訓は、「AIの出力は必ず人が検証する仕組みごと設計する」ことでした。事務所でも同じ原則で運用します。
AIに任せる範囲を広げる実験だからこそ、この線引きは最初に明言しておきます。
なぜオープンにやるのか
「AIに書かせている」ことを、あえて隠さず宣言するのには理由があります。
AI活用は、隠すものではないと考えているからです。何をAIに任せ、どこに人の判断を残すか。どこでつまずき、どう直したか。この試行錯誤の記録は、中小企業の生産性向上にそのまま役立つ知見だと思っています。
だから、うまくいったことだけでなく、うまくいかなかったことも書きます。きれいな成功事例集ではなく、現場の実験ノートとして読んでいただければ幸いです。
読者のみなさまへ
この実験の過程は、「取り組み事例」カテゴリで発信していきます。「何をどう自動化し、どこに人の判断を残すか」という切り口は、業種を問わず応用できるはずです。
- 中小企業の経営者の方には、「自社ならどこから手をつけるか」のヒントとして
- クリニックの院長先生には、医療現場での実例として
- 総務・労務のご担当者には、日々の実務を楽にする具体策として
読んでいただけるものを目指します。
労務管理×AIについてのご相談も歓迎しています。「うちでもできるだろうか」という段階の雑談レベルで構いません。実験仲間が増えるのは、何よりうれしいことです。
どうぞ、この実験の行方を見守ってください。